築20年55㎡の中古マンションで、作り込まないリノベーション。【選んだ理由と実例】

こんにちは、趣味が家づくりの091です。
2014年に1軒目の中古マンションを購入し、ローコストリノベーションをして住んでいました。
現在は売却し、2軒目の中古戸建てで暮らしています。

今回は、約4年間お世話になった1軒目の中古マンションについて。

  • 2014年5月購入、リノベーションをして2015年3月に居住開始
  • 東京都内の私鉄駅から徒歩約6分
  • 築20年(購入時)の専用庭付き55㎡
  • 間取りは2LDKを1LDKに変更

住まいと暮らしに興味を持つきっかけになったこの家を、ビフォーアフターとともにご紹介します。

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この家も好きでした。

この記事はこんな方におすすめです▼

  • 中古マンションのリノベーションに興味のある方
  • 家を探している方
  • リノベーションの実例を知りたい方
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中古マンションを選んだ理由と手放した理由

まずは、中古マンションを選んだ理由と手放した理由を書いてみます。
家を探している方の参考になれば幸いです。

中古マンションを選んだ理由

家探しを始めた方にとって最初に迷うのは以下の3点ではないでしょうか。▼

  • 賃貸か、購入か
  • 戸建か、マンションか
  • 中古か、新築か

我が家は「購入・マンション・中古」を選んだ訳ですが、それぞれの理由を書いてみたいと思います。

「購入」した理由

前提として、我が家は「家は一度買うと、一生住み続けるもの」とは考えていないため、5年または10年程度での住み替えを想定しています。

それでも「購入」した理由はこちら▼

  • 「自分たち」に合わせた家に住みたい
    :家に合わせて暮らしを作るのではなく、自分たちの暮らしにあった家を作りたかった
  • 家で損したくない
    :家賃は掛け捨て、ローンは貯金と考えていた

「家で損したくない」を補足すると、

  • 賃貸はオーナーに賃料を支払うので、自分の手元には何も残りません。
  • 持ち家は銀行にローンを払いますが、返済した分自分のものになっていくので「家で貯金」しているような状態です。

リスクは持ち家の方が大きく賃貸の方が小さいですが、毎月家賃分貯金しているんだ!と思えるのが持ち家の利点です。

「住み替え」を選択しているため、「いつか売る」のでこの考え方ができるのです。

「マンション」にした理由

続いて、「マンション」にした理由▼

  • 広さの希望が50㎡程度だったから
    :戸建ては広い物件ばかりでした。
  • 防犯面が安心、維持管理が楽だから
    :オートロックに防犯カメラも完備され、ちょっとした不具合の一時的な窓口もあるので。
  • リノベしやすいと思ったから
    :リノベ必須で考えていたので、マンションの方が手を入れやすいと思ったので。

マンション限定で探したわけではありませんでしたが、駅からの距離・広さ・希望の価格帯で考えるとマンションの方が選択肢は多かったです。

「中古」を選んだ理由

最後に「中古」にした理由▼

  • 新築より安いため
    :最近は中古が値上がりしている例もありますが、普通は中古の方が安いため。
  • 実物が見れるため
    :既に建っているので、日当たりや不具合の確認ができるので。
  • リノベしたかったので
    :注文住宅には手が届かないけど自分たちの暮らしに家を合わせたいので、リノベ前提でした。

改めて振り返ると「お金」が一番の理由な気がしますが、「中古」「マンション」を「購入」しリノベーションをして住むことになりました。

中古マンションを手放した理由

続いて、せっかく手に入れた住まいをなぜ手放したのか書いてみます。

先に書いた通りもともと住み替え前提だったのは大きい理由ですが、予定より早く住み替えることになりました。
直接の理由は、完全に物欲です▼

車が欲しくなったため

東京では車は不要派だったのに、長女の友達家族と旅行に行ったりキャンプに行ったり、車があると便利だと思うことが増えました。
近隣の駐車場を探してみると月2〜3万円のところが多かったので、今のローンと諸経費に+2〜3万円で駐車場付きの家を探そうと思ったのがきっかけです。

住み替えだけならマンションを持ち続けて賃貸に出すという手もありましたが、手放した理由はこちらです▼

  • 買った時より高く売れそうだった
    :オリンピックバブルに乗っかれそうでした。
  • 住宅ローンで賃貸にできるのか不安だった
    :転勤とかじゃないとグレーな気がしたので。
  • 管理費・修繕積立金が高かった
    :想定賃料からローン・管理費・修繕積立金を引いたら、思ったより手元に残らなさそうでした。

結局5年ほどで手放したこの家でしたが、家づくりの楽しさや暮らしを整える大切さを教えてくれた思い入れのある家となりました。

以下、リノベの話を書いてみます。

シンプルで満足なリノベーション

住宅購入もはじめてなら、リノベーションもはじめてです。
本を読んで、雑誌を見て、ネットで調べて考えに考えたこの家は、ズバリ「作り込まない」リノベーションでした。
最終案に至るまでにいろいろ検討した結果、シンプルなプランとなりました。

リノベしたのに作り込まないの?それって単なるリフォームでは?と思わないでもないですが、暮らしに合わせて必要な工事を取捨選択して我が家に合わせて機能を向上させた、ということで今回の工事はリノベーションと呼ぶことにします。

リフォームとリノベーション
  • リフォーム  :古くなった建物を新築時の性能に戻すこと
  • リノベーション:新築の頃よりも機能と性能を向上させること

実録!築20年55㎡のリノベーション

工事内容|大きくは3つ

リノベプランを決めるまでにそれまでの自分たちの暮らし方を考察しました。
その結果、ほぼ来客もなく料理上手でもないので「おもてなし」要素は省かれることになりました。
その代わり家族の趣味を充実させるべく、広い机で作業ができて収納量が多い本棚に囲まれているリビングが欲しい、というところに落ち着きました。

実用面では、収納を改善しました。
玄関収納を充実させて、ウォークインクローゼットを追加しています。

主な工事内容は、以下の3つです▼

  1. 和室をなくし、リビングダイニングを一室に
  2. 玄関収納を充実させる
  3. ウォークインクローゼットを設置

間取りを変更していないところも、床・壁・天井は張り替えました。

間取りの変更|2LDK→1LDK

続いて、間取りを載せてみます。

和室を撤去してリビングダイニングを広げて、ウォークインクローゼット用に壁を追加しました。
玄関が狭かったので、玄関収納を追加しています。

リビングダイニング|既製家具で本に囲まれた空間に

この工事では、家具も装飾もないシンプルなリノベーションとなりました。
ただし、本棚に囲まれたリビングを実現するため、壁の位置は手持ちの家具に合わせて決めていました。
家具は無印良品のスタッキングシェルフ(公式サイト)です。

関連記事 無印良品で壁一面の本棚を実現

▲右側が今回追加した壁
▲壁2面に本棚を設置

無印良品のスタッキングシェルフは賃貸時代から使っていたので、今回のリノベーションでも活躍してもらうことにしました。
造作家具より安価に好みの部屋が実現しました。

その他の家具は、ダイニングテーブルはアクタスのFB DINING TABLE、ダイニングテーブルの椅子はセブンチェアのリプロダクト(!)、リビングの椅子は天童木工の低座椅子です。

関連記事 天童木工と手作りソファ

以下、変更した部分のビフォーアフターです。

実録!ビフォーアフター

手を加えたリビングダイニング、玄関、ウォークインクローゼットのビフォーアフターをご紹介します。

ビフォーアフター|リビングダイニング

before → after
▲家具入り|本棚は無印良品です

施工会社にお願いする工事は必要最低限にして、DIYと家具で暮らしやすく整えました。
本が多いので、壁一面の本棚を2箇所設置。

ビフォーアフター|玄関

before → after

狭いのには代わりありませんが、玄関に飾り棚とオープンな靴箱をつけたことで使い勝手は格段に向上しました。

ビフォーアフター|ウォークインクローゼット

before → after
▲家具入り|無印良品のスチールユニットシェルフとIKEAのアルゴートです

ウォークインクローゼットの中は、無印良品のスチールユニットシェルフとIKEAのアルゴートをメインに構築しました。
こちらも賃貸時代から使っていたスチールユニットシェルフを使いながら、アルゴートを買い足しています。

既製品に助けられたリノベーションでした。

あとがき

以上、1軒目の中古マンションのご紹介でした。

この家のポイントを振り返ってみると、

ローコストでいかに好みの空間を作るか

というところでした。
長く使える既製品を奮発してでも買っておいて、行く先々で活躍させるのもひとつの手だと思います。

表面的なデザイン性は好みに合わせてどうにでも変えられるので、その前にどんな暮らしがしたいか、ということを考えて望んだリノベでした。

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ありがとうございました

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