スケルトン階段って実際どうなの?【2年使ってみた感想】

こんにちは、スケルトン階段の家に住んでいる091です。
建売なのに、鉄骨の階段がついていました。

スケルトン階段とは

スケルトン階段とは、階段の踏み板とそれを支える骨組みだけでつくられている階段のこと。踏み板と踏み板の間は空間が空いていて、階段の向こう側が見えます。

おしゃれなリビングに採用されることも多いスケルトン階段について、実際住んでみて感じたメリットデメリットを書いてみます。

091
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スケルトン階段の家を探したわけではありません。

この記事はこんな方におすすめです▼

  • スケルトン階段が気になる方
  • スケルトン階段を採用しようとしている方
  • スケルトン階段を実際使っている人の感想を知りたい方
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スケルトン階段|気になっていたこと

まずは、住む前に気になっていたことについて。
実際住んでみてどう思ったのか書いてみます。

Q:下が見えるの、怖くない?

スケルトン階段の、下が見えている様子の写真

A:慣れたら大丈夫

今や普通の階段と同じ感覚です。
日々階段を昇り降りしていると、スケルトンということを忘れるくらいです。
長女のお友達が来た時も、幼稚園の年中さん以上のお友達なら気にせず昇り降りしています。
逆に大人の方が普段の階段に慣れているせいか、怖いという感想を聞くことが多いです。

Q:隙間から落ちない?

スケルトン階段の、隙間が広く空いている様子の写真

A:モノはよく落ちます!ヒトは5歳以上なら保護なしで大丈夫

スケルトン階段の難点は、モノがどこまでも落ちること。
我が家は二階から三階、三階から屋上の階段がスケルトンになっているので、ペントハウス部分で洗濯物を干していて服を落としてしまった時に、二階まで取りに行ったことがありました。
悲惨だったのは、階段に置いている観葉植物を倒してしまった時。
土が一階までこぼれてしまって掃除が大変でした。
他にも後で運ぼうと思って置いていた紙袋を落としてしまったりしています。

でも意外に?大丈夫だったのは、人でした。
長女が5歳の時にこの家に越してきてはじめから階段の保護なしで過ごしていましたが、手すりや隙間から落ちることはありません。
でも私も長女も、階段で足を滑らしたことはあります(!)。
普通の階段でも滑ったことがあるので(←)、スケルトンだからというわけではなさそうです。

ただ、次女が産まれて動くようになってきた頃から流石にマズイということで、三階にはベビーゲートをつけました。
でも二階は何も無し。
そろそろ個室のドアを開けるようになりそうなので、二階の階段脇の手すりにネットくらいはつけないといけないなと思っています。

Q:空調の効き、悪くない?

階段のすぐそばにあるエアコンの写真

A:悪いです!でも思ったよりは快適です。

スケルトン階段の致命的な欠点は、冷暖房の効きが悪いことだと思います。
開放的にしたいためにスケルトンを採用する場合が多いと思うので、上下に風が抜け放題。
なので、無駄なスペースまで空調していることになります。

我が家はエアコンの場所も階段のすぐ横なので、余計に効きが悪いと思います。
カーテンで区切ったり、ガラスの間仕切りで覆ったりすると空調の効きは改善しますが、解放感を優先して何もつけていません。

ただ、エアコンは必須ですが夏場は26〜28度設定、冬場は22〜23度設定で過ごせるので、不快でどうしようもない!というほどではありません。
(でも今年の年明けは寒かったので、ホットカーペットを買ってしまいました、、、)

スケルトン階段|良かったこと

続いて、スケルトン階段で良かったことを書いてみます。

開放感があって明るい

開放感のある階段の写真

まずは、開放感があって明るいこと。
この一点で全ての欠点をカバーしている気がします。
(写真はベビーゲートが目立ってしまいました)

もし今の家で普通の階段で壁で区切られていたら、南の窓からの光だけになるので、明るさは半減していたと思います。
隣家との距離が1mもない面でも屋上からの光が二階まで届くので、暗い雨の日以外は日中は照明なしで過ごせます。

「映える」

階段を横から見た写真

続いては、見栄えがすること。
階段は空間にリズムを生み出せるので、インテリアにこだわらなくても「バエル」空間になります。
階段に植物を置けたりするので、インテリアの飾り方の幅が広がるのも嬉しいところ。
階段や壁への光の落ち方も季節によって変わるので、日々のちょっとした楽しみが増えます。

ハンガーをかけられる

階段にハンガーをかけた写真

最後は、ハンガーをかけられるところ。
いきなり実用的な内容になりましたが、階段の裏側にハンガーを掛けられるのが便利です。
洗濯は基本的にはペントハウスで間に合ってますが、雨の日で洗濯物が多い時や、ハンガーのまま二階に持って行きたい時に一時的に掛けられるのが便利です。

関連記事 洗濯がラクな家にしたいなら、細分化して改善しよう。

来客時のコート掛けにも出来ます。

スケルトン階段|検討している方へ

最後に、スケルトン階段にしようと検討されている方に向けて、アドバイスを書いてみます。

「魅せる」階段にする

スケルトン階段は、通常の階段に比べて高いです。
我が家は建売を中古で買ったので実際の値段は分かりませんが、「造作の木階段が10万~20万円に対してスケルトン階段は70万円〜」という情報もあります。
そんなに高い階段なので、「魅せる」階段にいしないともったいないです。
リビングや玄関の一等地に置いて、眺められるような階段にすることをおすすめします。

温熱環境に注意

スケルトン階段にするなら、階段で繋がっている上下階はひとつの部屋だと考えて空調を計画した方が良いと思います。
エアコンを上下合わせた広さに対応する能力にしておくなど、ちょっとの工夫で快適に過ごすことができます。

階段の「付け根」をデザインしておく

通常の階段は、階段下が収納として活躍してくれている場合もあります。
でもスケルトン階段の場合は、下を小部屋にすることはできません。
その代わり、足元を掘り下げてデスクワークのスペースにしたり、途中からスケルトンにしてその下を収納にしたりと、作り方次第で使い勝手が向上する可能性があります。
また、足元部分をきちんとデザインすると空間を引き締める役割を担うこともできるので、スケルトン階段を採用する場合は細部までこだわることをおすすめします。

ちなみに我が家は一階から二階をつなぐ階段は通常の階段と同じなので、階段下は脱衣所として使われています。

あとがき

以上、スケルトン階段のお話でした。
光の入る階段は結構気に入っているので、次に戸建てに住み替える時がきてもスケルトン階段のある家が良いなと思っています。

「駐車場」と「駅近」で探した家でしたが、建売らしからぬ仕様になっているので、日々楽しんでいます。

「住んでみた感想」シリーズはこちらから▼

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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