こんにちは、ものづくりが好きな091です。
最近は大物を作っていないので、何か作りたいなーと企んでいます。
さて、本日はDIYの基本「木箱」作りについて。
板と釘・ビスさえあれば完成する本箱は、DIY初心者におすすめの一品です。
板を組み合わせて作る普通の形の他、ボンドだけで完成するものやおままごとに使えるものまで、アイデア次第で色々な種類の木箱を作ることができます。
木箱の作り方の基本と、我が家で活躍している4種類の木箱をご紹介します。
もちろん、木材はホームセンターでカットです。
この記事はこんな方におすすめです▼
木箱の作り方
まずは、木箱全般の作り方から。
経験則なのでプロからしたら邪道なところもあるかもしれませんが、いつも作っている方法をご紹介します。
ステップ1|木箱の大きさ・作り方を考える
まず最初に、作りたい木箱について考えます。
①|木箱の大きさを考える
大きさを決める方法は、以下の3つです。
- 置きたい場所が決まっている
:その場所を測って、作るサイズを決める - 入れたいものが決まっている
:収納したいものを測って、作るサイズを決める - 使う木材のサイズから決める
:売っている木材からちょうど切り出せる大きさを考えて、作るサイズを決める
使う木材の大きさから作るサイズを考えることを、「歩留まりを考える」と言います。
例えば900mmの長さの板があった場合、
- 250mmの材を切り出すと3枚しか取れない
=歩留まりが悪い - 220mmの材にすると4枚取れて箱にできる
=歩留まりが良い
というように、歩留まりを考えると木材を無駄なく使うことができます。
②|木箱の作り方を考える
続いて、作り方を考えます。
作り方は無限大ですが、「木材の組み方」と「板の止め方」を考えると作る方法を決められます。
【木材の組み方】
- 板を組み合わせて作る
- 棒を組み合わせて作る
- 板と棒を組み合わせて作る など
【板の止め方】
- 釘・ビスで止める
- 釘・ビスが見えないように止める
- ボンドのみ など
作り方によって、必要な材料や木材の厚さが変わってくるので、木箱の用途を考えながら考えていきます。
③|装飾を考える
色を塗るか、取ってをつけるか、穴を開けるか、など、さまざまな選択肢から作りたいものをイメージします。
ステップ2|簡単な設計図を描く
大きさと作り方、装飾を考えたら、簡単な設計図を描きます。
私がいつも描くのは、以下の3種類です。
- 簡単なパース
- 正面・上・横から見た図
- 板に割り付けた図
簡単なパース
パースは、落書きレベルで作りたいものを立体的に描きます。
大体の寸法も書いて、大きさやイメージを固めます。
正面・上・横から見た図
正面・上・横から見た図は、いわゆる平面図・立面図です。
木の厚みも考えながら、作りたい寸法をフリーハンドで描いていきます。
板に割り付けた図
板に割り付けた図は、売っている板の大きさを書いて何枚切り出せるかわかるようにしたものです。
売っている板は1820mm×910mm、600mm×300mmなど規格で大体決まっているので、板の大きさを描いて必要な枚数が切り出せるか確認します。
図面を描くときは、方眼紙を使ってひとマス10cmに換算して書くと縮尺の間違いが少ないです。
ステップ3|材料を買いに行く
「板に割り付けた図」を持って、ホームセンターに行きます。
割付図は想定で描いているので、実際の木材を見て厚さなどを微調整することが多いです。
ホームセンターであれば木材をカットしてくれるので、いつも切ってもらっています。
ボンドやビスも忘れずに。
色を塗りたい場合は、ペンキ、ハケの他、やすりと養生シートがあると作業がしやすいです。
ステップ4|組み立てる
材料さえ揃えば、あとはボンドやビスで組み立てるだけです。
以下、ちょっとしたコツです▼
- カットしてもらった木材は、やすりをかけると綺麗になる
- 色を塗る場合は、板の状態で塗る
- ビスを打つ場合は、キリやドリルで下穴を開ける
- 箱を組み立てる場合は、コーナークランプがあるとやりやすい
- ボンドは速乾性がおすすめ
4つの木箱のアイデア
では、DIYした我が家の木箱について、それぞれのポイントをご紹介します。
(作り方は適当になってしまいました。)
1|木箱in本棚
まずは、基本の木箱です。
5枚の板を使って、本棚の中で使う木箱を作りました▼
大きさのポイントは、
- A5サイズの本が入る高さ
- 無印良品のスタッキングシェルフに収まるサイズ
です。
実際の使い方はこちら▼
右側に文庫本サイズもありますが、こちらは既製品(器か何かの空き箱)です。
作り方:①ボンドで各板をくっつける、②細い釘で補強
2|マルシェ風の木箱
マルシェ風の木箱は、段ボールハウスのごっこ遊び用に作りました。
幅30mmのヒノキの板と三角の棒を用いて、ボンドで止めただけの簡単な箱になっています▼
- 外国のマルシェにありそうな木箱
- 小さめおもちゃが入りそうなサイズ
をイメージして作りました。
細かいおもちゃをなんとなく分類して入れています▼
現在は段ボールハウスではなく、二階のおもちゃスペースの収納として使われています。
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作り方:①三角の支柱に側面の板を貼る位置の印をつける、②底板に支柱を立てる、③側面の板をボンドで貼る
3|ルーバー木箱
ルーバー木箱は、もともとは無印良品のスチールユニットシェルフで使うために作りました。
無印良品にも既製品の収納容器は売っていますが、よく目に入る場所だったのでインパクトのある箱にしたかったからです。
ルーバーのような感じで、しましまにしてみました▼
ポイントは、
- 無印良品のスチールユニットシェルフに3つ入るサイズ感
- 既製品ではなかなか見つからない外観
です。
注意点は、外形より内側が60mm小さくなるので、中のスペースが思ったほど取れないところです。
現在は無印良品のスタッキングシェルフの中で、お菓子入れとして活躍しています▼
作り方:角材をボンドで交互に貼っていく
4|植物屋さん風の木箱
植物屋さんで、苗を置いているスペースで使われているような木箱も作りました。
一種類の板で作りたいと思ったので、側面も底も同じ板を使っています▼
- 目標は、オサレ植物店garageな感じ。
- 種苗屋さんの9号ポットのパレットが入るサイズを目指しました。
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残念ながら冬場は活躍できていないので、春先にまた苗を入れて楽しもうと思っています。
作り方:①色を塗る、②キリで穴を開ける、③ビスで止める
あとがき
以上、木箱のお話でした。
古いものは5年越しで活躍してくれています。
次は屋上をもう少し素敵にするべく、木の土台でも作りたいなと思っているところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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