こんにちは、リノベにはお金をかけたくない091です。
でも、洗面台は造作を採用しました。
中古戸建てを購入してリノベしたとき、使い勝手を考えて二階に洗面所を追加しました。
住宅設備関係は毎日使うし目に入るので、お金に余裕があればとことんこだわりたいところです。
でも我が家はいずれ住み替えを考えているので、できればローコストが理想。
設置場所が廊下で見栄えを気にしたいので、コストとデザインを天秤にかけて、結局、造作の洗面台を採用しました。
今回は造作洗面台の選び方についてご紹介します。
DIYと違って、工事中に変更できないのが辛い、、、
この記事はこんな方におすすめです▼
見た目重視なら「造作洗面台」一択
毎日使うからこそ、見た目もこだわりたい洗面台。
画像検索で出てくるお洒落な洗面台は、造作のことが多いです。
まずは造作洗面台についてご紹介します。
既製品と造作洗面台の違い
洗面台には、既製品と造作があります。
ラインナップから選べるので既製品の方が迷わないものの、こだわりの空間にしたければ造作洗面台一択です。
造作洗面台のメリット・デメリット
既製品は各メーカーが知恵を絞って機能性を高めたり低コストを追求したりしているので、総合的には満足度は高い製品です。
比べて造作の良さは完全オリジナルなこと。
現地を採寸して作るので納まりが綺麗で、好みのデザインに作れます。
お洒落な洗面台を作れる造作ですが、デメリットもあります。
価格のデメリット
洗面ボウル、カウンター、鏡、収納など、それぞれ違うメーカーのものを組み合わせることも多い造作洗面台。
既製品は買ってきて置くだけですが(配管工事は必要です)、造作はそれぞれ発注したり現地で加工したりする分、手間がかかるので価格は高くなりがちです。
低コストなパーツを選んで製品自体を安く抑えても、施工費は高くなる傾向です。
保証が効かない場合がある
既製品はメーカーが全体を保証してくれるので、万が一トラブルがあっても対応はスムーズです。
一方造作は、メーカーの保証が限定的なことが多いです。
保証対象外だった場合は施工会社に対応を依頼することになりますが、修理代が自己負担になったりする場合もあるので注意が必要です。
収納を見落としがち
既製品はデッドスペースができるだけ少ないように改良され、収納が充実していることが多いです。
一方、造作は見た目で選ぶことが多いので、収納を後回しにしてしまいがちです。
ちゃんと考えないと、収納ゼロになる可能性もあります。
見栄え重視なら、造作洗面台
それでも造作を選ぶのは、やっぱり見た目を気にしたいから。
我が家も造作にしましたが、場所が廊下に面していたことがいちばんの理由です。
でも、施工者さんへ依頼しきれなかったところもあり、小さな不満は残りました。
想像力を働かせないと考えるのは難しいので、造作は難易度が高い方法だと思います。
造作洗面台の作り方
造作洗面台を作りたい場合は、気に入った製品を選んで施工会社に依頼するのが基本です。
リノベなどでデザイン会社が入っている場合は、提案してくれることもあります。
自分で作りたい場合、まずは、画像検索でどんな洗面台が良いか探すことから始めます。
でも、製品がなければ似たようなものも作れないので、メーカーのカタログなども並行して見ておきます。
おすすめは、サンワカンパニー。
洗面ボウルの種類が圧倒的に多く、おしゃれで明朗会計なメーカーです。
以下、我が家が決めた手順です。
ステップ①|洗面ボウルを決める
今回は、洗面ボウルが決め手でした。
四角い洗面ボウルが主流の中、丸いものが珍しくて目を引きました。
横から見てもバランスの良い円で、比較的早い段階で決定しました。
ステップ②|カウンターの材質を決める
カウンターによく使われるのは、木の集成材、メラミン化粧板、タイルなど。
変わり種で、コンクリートのような質感にできる左官塗材の「モールテックス」も最近人気のようです。
我が家はカウンターの材質にはこだわりがなかったので、アイカ工業のメラミン化粧板にしました。
メラミン化粧板はプラスチックですが、無地から木目調、光沢からマットまで、素材感の種類は豊富です。
今は本物の木みたいな質感のメラミン化粧板ができています。
カウンターに強いこだわりがなければ、水はねを気にしなくていいメラミン化粧板がおすすめです。
ステップ③|鏡・収納を考える
最後に、鏡と収納を考えました。
今回は、コストの関係でカウンター下の収納はなし。
代わりに、鏡裏の収納を充実させることにしました。
お洒落な木枠のミラーなども悩んだのですが、機能性重視の三面鏡。
三面ともに、収納がついています。
カウンター下は、DIYで収納を追加しました。
我が家の実例|失敗談
洗面台を造作で頼むのが初めてだったので、実はいろいろと失敗しています。
以下、どなたかの参考になればと思い、失敗談を載せておきます。
失敗①|水栓の指定忘れ
洗面ボウルは指定したものの、水栓を選ぶのを忘れたまま発注したのでオススメと思われる水栓が付いてきました。
背が高くて使いやすいし柔らかい水が出るので機能性は良いのですが、鏡に近すぎて見た目がイマイチです。
失敗②|排水金物が微妙
選んだ洗面ボウルは排水金物が別売りなのですが、蓋をすることができません。
ここは全くノーチェックでした。
一階にも洗面所があるし、もともと洗面ボウルに水を溜めることがなかったので不自由はしていませんが、汚れ物を手洗いしたい時などは不便です。
失敗③|鏡の指定ミス
サンワカンパニーのホテルミラーボックスで指定したはずが、ホテルミラーボックスにもいろいろな、サイズやタイプがありました。
置ける最大サイズを選んでくれたのは良かったのですが、二面鏡の予定が三面鏡になっていたりと、もう少ししっかり指示すれば良かったと思っています。
我が家の実例|サンワカンパニーでつくる
では、我が家の実例、全体像です。
洗面ボウル、水栓、鏡はサンワカンパニーのものを使っています。
サンワカンパニーで洗面所をつくる
リノベを考えたら、一度は足を運びたいサンワカンパニーのショールーム。
2021年12月現在、東京・大阪・仙台・名古屋・福岡にショールームがあります。
おしゃれな建材が多いので、こだわりたい時におすすめです。
サンワカンパニーの特殊なところは、カタログ価格が明記されていること。
普通の住宅機器メーカーは定価は一応あるものの、卸売り価格、工事店価格などの価格設定がいくつかあり、いくらで仕入れたかはブラックボックスなので施工会社は利益載せ放題です。
一方サンワカンパニーは、誰が買っても(大口でも)値段が統一されているので、個人の施主にとってはありがたいメーカーです。
その代わり、施工会社には煙たい存在。
施工会社によっては取り扱いしていない場合もあるので、早めに確認が必要です。
我が家の実例|装飾なしの洗面所
では、我が家の実例、全体像です。
造作で作ったものの、タイルにこだわったり色を冒険したりしていないので、比較的普通の洗面所です。
置くモノも厳選したいのに、長女が泡スタンプハンドソープがいいというので、ハンドソープが目立っています。
カウンター下には、おむつのゴミ箱や踏み台も置かれています。
洗面ボウルはサークルプラス
ボウルはサークルプラスにしました。
完全に見た目で選びましたが、水栓と排水金物は別売りです。
サンワカンパニーのホームページには何が別売りかは書いてあるので、熟読することをお勧めします。
カウンターはアイカ工業のメラミン化粧板
カウンターは、アイカ工業のメラミン化粧板で作ってもらいました。
手持ちの家具がウォールナット調だったので似た色を選びました。(が、ここは白かナチュラルじゃない?と夫からクレームあり)
見た目は木なのに濡れても大丈夫なのが嬉しいです。
鏡はホテルミラーボックス
二面鏡で良かったのに三面鏡になった鏡。
両脇が細長くて使いづらさもありますが、背が高い分、収納量は抜群です。
この裏だけで、洗面周りで使うほとんどのものは収納できています。
カウンター下収納はなし。
その代わり、DIYで棚一枚を追加しました。
関連記事 DIYで壁面に棚をつくる。棚受け金物の選び方と【五つの実例】
洗面台下に作った収納は、おもにトイレ周りのグッズを置いています。
タオルかけはDIY
タオルかけはカウンター下にするか、壁つけにするか悩んで決められなかったので、自分でつけることにしました。
ネットで購入したシンプルな製品を壁に取り付けました。
あとがき
以上、造作洗面台のお話でした。
あんなに小さなスペースなのに、やっぱり造作は決めることが多いなという印象です。
失敗ポイントもありましたが、使い勝手も良いので総合的には満足です。
気が向いたら、鏡の下にタイルをDIYで貼ってみたいなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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