こんにちは、プランターで家庭菜園を楽しんでいる091です。
春が近づくと何を植えようかとワクワクしてきます。
苗を買ってきて植えるだけでも楽しいものの、ここ数年は種から育てています。
種からなんてハードルが高いのでは?と思うかもしれませんが、意外と簡単で長い間楽しめるのが良いところ。
今までに、トマトやバジル、きゅうりなどを育ててきました。
本日は種から育てたい初心者の方向けに、おすすめの品種や育て方をご紹介します。
目に見えて成長するのが楽しいです
この記事はこんな方におすすめです▼
種から野菜を育てる方法
種から野菜を育てる利点は、観察しながら育てられるところ。
あの黒い小さな「点」から食べられるものができるなんて、不思議ですよね。
初心者ならキットがおすすめ
種から育てたい初心者さんにおすすめなのが、サカタのタネから発売されている「はじめてさんのかんたんタネまきキット」です。
これがあれば、何も考えずに種を発芽させることができます。
- そのまま植えられる土ポット「ジフィーセブン」直径42mm 6個
- 活力液 1個
- 栽培トレー&ドーム 各1個
がセットになっていて、「ジフィーセブン」がとても便利です。
「そのまま植えられる土ポット」という名前の通り、給水させたジフィーセブンに別売りの種を蒔いて、ある程度まで大きくさせたらそのまま土に植えられます。
「ジフィーセブン」単体でも売っているため、栽培トレーとドームは何回でも使うことができます。
ジフィーセブンの使い方
ジフィーセブンの使い方です。
私が使っているのは「タネまきミニ温室」という商品なので、「はじめてさんのかんたんタネまきキット」とは栽培トレーの形が違いますが、使い方は同じです。
1|ジフィーセブンを給水させる
売られているジフィーセブンは、高さ8mmほど。
それを給水させると、高さ40mmくらいまで膨らみます。
硬いジフィーセブンはなかなか給水しないのでトレーに満タンくらいの水を入れて(最初は浮く)、30分くらい浸しておくと膨らんできます。
膨らみ切ったら、トレーに残った水を捨てます。
2|給水したジフィーセブンに種を蒔く
給水できたら、中央部分を軽くほぐして種を蒔きます。
種の説明書きで土を被せるよう表記があれば、周りの土をほぐして被せます。
温度や湿度が低かったら、必要に応じてドームを被せます。
初期の育苗に必要な栄養はジフィーセブンに入っていますが、20日以上育苗する場合は液肥・活力液などを与えた方が良いとのことです。
3|十分育ったら植え替える
苗が大きく育ちジフィーセブンの周囲から根が出てきたら、ジフィーセブンごと植え付けます。
その後はジフィーセブンのままプランターへ。
初めて育てた年は育苗ポットに植え替えてまたもう少し大きく育ててからプランターに植え替えましたが、その必要はありませんでした。
経験者におすすめのキット
「はじめてさんのかんたんタネまきキット」はその名の通り初心者向きですが、経験者向けのキット「タネからはじめるかんたん苗づくりキット」もあります。
- こまかいタネがまける土「ピートバン」 1枚
- そのまま植えられるエコポット「ジフィーポット」丸型8cm 9個
- かんたんタネまき・さし芽の土「ジフィーミックス」2ℓ 1個
- 水やりがかんたんになるトレー「ハーフトレー」ドーム/トレー 各1枚
がセットになっていて、「ピートバン」で発芽させるまで育て、本葉が出る前に「ジフィーポット」に植え替えて使います。
「タネからはじめるかんたん苗づくりキット」は発芽した状態を見て、強そうな苗を選んで育てられるのが利点だと思います。
プランターの選び方
無事発芽したあとは、プランターで育てます。
いつかは畑を借りるか買うかで地植えに挑戦したいですが、庭なしの今は屋上でプランター菜園をしています。
プランター選びの注意点
プランターに植え付ける時に注意しないといけないのが、プランターの大きさ(深さ)です。
品種により必要なプランターサイズが違うので、種の説明書きをよく読んでサイズを選ぶことをおすすめします。
手軽に育てられるトマトでも、深さは30cmほど必要です。
主な野菜とプランターのサイズはこちら▼
上の情報は、AGRI PICKの記事から情報を引用させていただきました。
AGRI PICKの記事はわかりやすいので、家庭菜園の時はよく参考にしています。
試しに1年だけ育ててみたい場合
プランターを買うと、捨てる手間がかかります。
毎年家庭菜園を続けるつもりならプランター選びも楽しいものですが、翌年も育てるかわからない場合は、以下の方法がおすすめです。
土の入った袋で育てる
一番手軽なのは、「土が入っている袋」で育てることです。
家庭菜園には土は必要なので、袋を再利用することで一石二鳥になります。
栄養分が入った便利な商品も売っています。
不織布の植木鉢を使う
不織布のプランターもおすすめです。
土を処分したらコンパクトに保管できるのも良いところ。
ルーツポーチがおしゃれなので、我が家でもトマト用にこれを使っています。
実際に種から育ててみた感想
今まで我が家で種から育ててみた野菜は、5種類です。
いちごは失敗しましたが、他は収穫まで楽しめました。
野菜・ハーブ5種を育ててみた
野菜によって育て方が色々なので、勉強しながら育てられるのも楽しいところです。
ミニトマト|支柱に注意
自分で育てると味が濃いトマトが楽しめるので、毎年植えています。
支柱の立て方は毎年失敗していて、試行錯誤中。
一つの鉢に3本ずつ刺したら良さそうですが、手間に感じてしまい一鉢に一本にしてしまっています。
トマトを育てる時の注意点は以下の通り▼
- 深さ30cm以上のプランターを使う
- 180cmくらいの支柱を使う
- 定期的に支柱に誘引が必要
- 定期的に「脇芽かき」が必要
- 病気になりやすい
トマトは初心者でも育てやすいとはいえ、ほったらかしではうまく育ちません。
プランターや支柱も大きめが必要になるので、事前に調べてから栽培することをおすすめします。
大葉|無限に生えてきます
大葉は食べても食べてもびっくりするほどたくさん生えてくるので、消費に困るほど。
でも夏場はそうめんに入れたりお皿に彩を添えるのに活躍するので、毎年植えたいハーブです。
大葉を育てる時の注意点は以下の通り▼
- 水やりを忘れない
ほとんど注意点がないくらい育てやすいのが大葉です。
炎天下で水やりを忘れしおれかけてしまったことがありましたが、水をたっぷりやると復活しました。
バジル|ハーブ入門に最適
バジルも放っておいても沢山はえてきます。
モリモリに生えたところを一度に収穫して、ジェノベーゼを作るのが毎年の楽しみです。
料理に彩を添えるのにも役立つので、こちらも毎年植えたいハーブです。
バジルを育てる時の注意点は以下の通り▼
- 20cmくらいになったら摘芯する
- 花芽が見えたら切り戻しする
せっかくなら長く多く収穫したいので、横に成長するように芽の先端を摘み取る(摘心)ことが大切です。
きゅうり|園芸ネットが必要
きゅうりはつる性の植物で巻きついて上に伸びるので、支柱が必須です。
支柱だけではなく園芸ネットを張った方がしっかり上に伸びやすいです。
きゅうりを育てる時の注意点は以下の通り▼
- 深さ30cm以上のプランターを使う
- 180cmくらいの支柱を立てて、園芸ネットを固定する
- つるが勝手に巻きついてくれるものの、外れて伸びたものは定期的に誘引が必要
- 追肥や水やりはしっかりと
つるは凹凸のある壁にも這っていくので、不思議な生物を眺めているようでした。
おいしかったのでリベンジしたいと思っています。
いちご|唯一の失敗
いちごだけは苗まで育たず、失敗してしまいました。
芽は出たものの、成長せず。
長女がいちご好きなので、次に育てる場合は苗からかな、と思っています。
初心者さんにおすすめの品種
何を栽培したら良いか迷う場合は、
- いつも食卓で食べている野菜
- 買うほどではない香味野菜
から選んでみると、自然と活用できるのでおすすめです。
おすすめ①|いつも食べる野菜
一番おすすめなのは、いつも食べている野菜を栽培すること。
いつも食べている野菜が、どういう風に育つのか、どんな葉なのか、を知るのはとても楽しいです。
子どもがいるご家庭だと特に、観察日記などを書いてみるなど親子で楽しむことができます。
- 夏野菜:トマト・きゅうり・なす・ピーマン など
- 秋冬の野菜:ブロッコリー・かぶ・水菜・ミニ大根 など
おすすめ②|買うほどではない香味野菜
次におすすめなのは、スーパーで買うほどではないけどあったら嬉しいハーブ類です。
比較的育てやすいのも嬉しいところ。
- バジル:ジェノベーゼを作ったりやパスタに添えて彩をよくしたり、使い勝手が良いです。
- 大葉:そうめんやお皿の飾りなど、あれば何かと使います。
- ミント:モヒートがおすすめ
- イタリアンパセリ:ガーリックバターがおすすめ
- ねぎ:収穫しても成長するのが嬉しいです
好きな野菜を育てて、家庭菜園を楽しんでみてはいかがでしょうか。
あとがき
以上、種から育てる家庭菜園のお話でした。
ちょうど3月後半くらいから夏野菜の種蒔きに良い時期です。
去年の種を使い回しながら(本当はよくない)新しい野菜にも挑戦し、今年も楽しみたいと思います。
関連記事 屋上のある家って実際どうなの?【2年住んでみた感想】
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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