防災グッズを見直そう。災害に備えて三段階で考える。

こんにちは、応急危険度判定員の091です。
東京都防災ボランティア制度に基づく被災建築物応急危険度判定員に登録しています。

応急危険度判定判定員とは

応急危険度判定判定員とは、地震が発生した時に建物の倒壊などによる二次災害を防止するため、建物の危険度を判定するボランティアのこと。
危険(赤)、要注意(黄)、調査済(緑)の3段階の判定結果を、建物の入り口等の見えやすい場所に貼り付け居住者や歩行者などにお知らせします。

一応一級建築士なので、三年ほど前に東京都の講習を受けて登録しました。

なので災害への意識が高いんです!と言えたら良いのに、全く備えられずに今に至ります。
本日は備蓄品の見直しも兼ねて、防災グッズのお話です。

091
091

きっかけがないと防災グッズが古くなる、、、

この記事はこんな方におすすめです▼

  • 災害に備える方法を知りたい方
  • 防災グッズを揃えたい方
  • どんな防災グッズが良いのか迷っている方
スポンサーリンク

防災グッズは三段階で考える

数年前にも防災グッズを整備したことがあり、その時に防災グッズには三段階あることを知りました。

  1. 常に持ち歩くもの
  2. 災害直後に持ち出すもの
  3. 長期化に備えるもの

まずは概念的なお話です。

防災グッズ①|常に持ち歩くもの

災害発生直後、帰宅するまでに使うためのものです。
目標は「とりあえず家に帰る」こと。

交通網が混乱するので職場や公共施設に留まるべきではありますが、我が家は小さな子どもがいるので歩いてでも帰るつもりです。
災害はいつどこで起こるかわからないので、職場や外出先で被災したときに役立てたいグッズです。

防災グッズ②|災害直後に持ち出すもの

家が危険と思った時に、避難所などへ避難するためのものです。
目標は、「安全に移動し数日過ごす」こと。

大きくは避難で身につけるものと、避難所で使うものがあります。
新品で非常用持ち出し袋を買った場合は、一度中身を開けて確認して+αで必要なものを追加した方が良いです。

防災グッズ③|長期化に備えるもの

自宅避難で大丈夫とわかった後に、物資が届くまでの生活を守るためのものです。
目標は「7日間を生き延びる」こと。

特に首都圏など人口が多い場合、必要な物資が届くまでに時間がかかる可能性があります。
そんなときに自宅に置いてあるものを少しずつ食べていき、公的な補助がくるまで耐え忍ぶことが必要です。

防災グッズの中身

では、具体的な中身です。
これを機に、足りないものを買い足し古いものは入れ替えようと思います。

防災グッズの中身①|常に持ち歩くもの

カバンの中で邪魔にならないように7つに絞っています▼

①|スマホバッテリー

ここ数年で急激にスマホ依存度が高くなっているので、モバイルバッテリーは必須です。
連絡手段や情報収集の他、懐中電灯代わりにもなります。
家族の写真を見て、心を落ち着かせる役割も。

②|笛

どこかに閉じ込められたときに、周囲の人に知らせるための笛。
叫ぶより吹く方が体力を使わないそうです。

③|スカーフ

防寒対策+防塵対策(マスク代わり)のスカーフ。
災害後は、ホコリが舞うことが多いそうです。

④|緊急メモ

家までの地図と家族写真と連絡先を書いたメモ。
A4用紙に印刷して、名刺サイズに折り畳んだものが便利です。

  • 家までの地図
    :電車が止まると徒歩で帰宅することになるため、意外と道がわからない。
     本当は一回歩いておくと良いです。
  • 家族写真
    :訪ね人用+勇気付け用。
     非常時に心を落ち着ける効果抜群だそうです。
  • 連絡先を書いたメモ
    :家族や避難所の電話番号など。

スマホがあれば事足りるのですが、電池が無くなったり基地局が被害を受けて通信が使えなくなった場合を想定して、アナログな手段も残しておきたいです。

⑤|懐中電灯

居場所を知らせる足元照らす地図確認のため。
首にかけるタイプを新調したいと思っています。

⑥|ポリ袋

怪我の応急処置メモ代わり(+緊急時の排泄用)。
多用途に使えるので、3枚ほど持っておきたいです。
ものを入れて運べるので、持ち手付きが便利です。

⑦|油性ペン

油性ペンは、メモ伝言用です。
ポリ袋に記入してくくりつけたり、落ちているものほとんどに記入可能。
メモがなくても腕にも書けるので、いざという時に役立ちます。

防災グッズの中身②|災害直後に持ち出すもの

続いて、災害直後に持ち出すものです。
避難で身につけるもの」と、「避難所で使うもの」があります。
避難所で使うものが、いわゆる「防災グッズ」として売っているものというイメージです。

避難で身につけるもの

安全に逃げることが目標です。
身一つで逃げ出すとしても、装着は忘れないようにしたいです。

避難所で使うもの

初めの3日間を生き延びることが目標です。

最低限欲しいものはこちらの7つ▼

水や非常食は賞味期限が切れがちなので、ローリングストックが理想です。
でも非常時に持ち出せないと意味がないので、リュックに入れつつローリングさせるのがなかなか難しい。
とりあえず半年〜1年に一回チェックするのを忘れないようにしたいです。

過去の震災から、あったら便利だと言われている7つはこちら▼

防災セットに入れておきたいものたちです。
食品ほどではないものの古くなると劣化するので、数年に一回は入れ替えが必要です。

非常用持ち出し袋に入れておく

上でご紹介した「災害直後に持ち出すもの」(スマホと貴重品以外)はリュックに入れて、取り出しやすい場所にひとまとめにして置いておきます。

我が家では、一階の納戸に置く場所を作りました。

でも、肝心のリュックを買っておらず、、、中身も現在整備中です。

関連記事 スチールユニットシェルフの使い方。納戸でもやっぱり無印良品が使いやすい。

防災グッズの中身③|長期化に備えるもの

食べ物・飲み物」と「その他」に分けられます。

食べ物・飲み物

やっぱり食品は欠かせません。
必ず常備するものとできれば常備するものに分けられます。

ローリングストック法で常備しておきたいものです▼

長期化といっても、1週間程度で救援物資が届くこと想定しています。
なので、ストックは3日分。
災害が起きてから傷みやすい冷蔵庫のものを食べ尽くし(2〜3日)、非常食に切り替えて(〜7日)、約1週間分の食料を備蓄するイメージです。

首都直下型地震を想定すると、もう少し多い方が良さそうですね。

その他

災害直後の混乱がおさまったら、必要になるものがいくつかあります。

  • カセットコンロ+ガスボンベ
    :ガスが止まった状態で、日常生活を送るときの必需品。
     カセットボンベは1ダースは確保しておきたいです。
  • 防犯用品
      ・防犯ブザー
      ・防犯砂利(庭にまく)
      ・ブルーシート(割れた窓ガラスの補修用) など
    :災害がひと段落すると増えるのが、犯罪だそうです。
     家のガラスが割れていると泥棒に入られたり、夜道の街灯が消えていると強盗にあったり。
     少しでも防ぐ努力はしたいです。
  • 掃除用品
      ・ちりとり・ほうき
      ・ガラ入れ など
    :家の中に散乱した物や破片の撤去のため。
     電気がないので掃除機は使えず、割れ物が多いと通常のゴミ袋が使えません。
  • トイレットペーパー
    :トイレットペーパーの国内生産の約4割は静岡県で、東南海地震が発生すると深刻なトイレットペーパー不足となる可能性があるようです。
    1パック以上は余分にストックしたいです。

備えれば備えるほど備蓄するものが増えていきます。
どこかで線引きをしつつ、納得いくように備えておきたいと思います。

<まとめ>チェックリストと我が家の現状

長々と書いてしまったので、最後にまとめておきます。

チェックリスト一覧表

常に持ち歩くもの

小さなポーチに入れて、カバンに入れておきます▼

1スマホバッテリー
2
3スカーフ
4緊急メモ
5懐中電灯
6ポリ袋 3枚
7油性ペン

災害直後に持ち出すもの

非常用持ち出し袋に入れて、持ち出しやすい位置に置いておきます▼

1頭を守るもの人数分
2軍手人数分
3スニーカー人数分
4ラジオ
5懐中電灯できれば人数分
6スマホ
7貴重品
8水2L2L×人数
9食品3食分×人数
10簡易トイレ 3個3個×人数
11エマージェンシーブランケット人数分
12救急箱
13衣服1着×人数分
14メガネ必要分
15歯ブラシ+マウスウォッシュ人数分
16レインコート人数分
17ナプキン1パック
18ウェットシート1パック(100枚くらいが理想)
19新聞紙朝刊1つ分
20ラップ1本
21ポリ袋 大中小各1パックくらい

長期化の備えるもの

食料は日常使いやすい場所において、ローリングストックします▼

19L×人数
2パックご飯6個×人数
3即席麺3個×人数
4レトルトカレー3個×人数
5おかずになる缶詰3個×人数
6スープ類
7おやつになる缶詰
8栄養補助食品
9日常使うものを1袋多めに
10カセットコンロ
11ガスボンベ
12防犯ブザー
13防犯砂利
14ブルーシート
15ちりとり
16ほうき
17ガラ入れ
18トイレットペーパー

我が家の現状

さて、いろいろ書いてきた我が家の現状。
水とある程度の食品ストックはできていますが、その他がぼろぼろです、、、
必要なものはわかったので、買い足したいと思います。

今は1歳の次女もいるので、おむつとお尻拭きとレトルト離乳食はストックしています。

あとがき

以上、防災グッズのお話でした。
我が家の実例を載せようとしたら、揃っていなさすぎて恥ずかしくなったので、またの機会にご紹介します。

一旦揃えたら、次の目標は中身を常に使える状態に整備すること。
災害が来ないのが一番ですが、最近は地震も増えているので万全に備えておきたいと思います。

参考にしたサイト
・首相官邸の災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~
・NPO法人プラス・アーツの地震イツモプロジェクト 
・無印良品の防災ページ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました