こんにちは、屋上のある家に住んでいる091です。
建売なのに、なぜか猫の額ほどの屋上がついていました。
その建売を中古で買って、リノベして住んで早2年。
実際住んでみた感想を書いてみたいと思います。
これから屋上のある家に住みたいと考えている方の参考になれば幸いです。
屋上のある家を探したわけではありません。
この記事はこんな方におすすめです▼
屋上付きの家|気になっていたこと
まずは、住む前に気になっていたことについて。
実際住んでみて、どう思ったのかを書いてみます。
Q:実際使うの?
A:使います!が、年々頻度は減っています。
せっかく屋上付きの家に住むのだから、素敵な屋上ライフを楽しみたい!と思っていました。
なのでウッドデッキを敷いたり、パラソルを置いたりして居心地よくカスタマイズしました。
さて、実際住んでみて使ったのかというと、毎日大活躍です!とは言えません。
季節によります。
- 年中活躍
:シーツやバスタオルなどの大物の乾燥。 - 春から秋
:家庭菜園。 - 真夏と真冬
:環境が過酷で、ほとんど使っていません。
入居当初は、週末に屋上バーベキューや屋上モーニングを楽しんでいましたが、2年経った現在は頻度が減りました。
四六時中家にいる今でも屋上ランチは月一回するかどうかなので、職場復帰するともっと頻度は減りそうです。
その他、思い描いていた屋上ライフの実情はこんな感じです。
- 子どもの遊び場
:縄跳びはうるさくて一回だけ、プールは水道がないので断念。
あまり活躍せず。 - 屋上菜園
:トマトやきゅうり、ハーブ類を収穫。
春から秋は大活躍。 - 屋上で食事
:気分転換には良い。
でも頻度は減っている - ルーフトップバー
:そもそも夜飲む習慣がなかった、、、
Q:雨漏りしないの?
A:今のところ問題なし。そろそろメンテの時期かも。
次に気になっていたのは、木造なのに屋上があるので雨漏りってどうなの?というところ。
こちらは、今まで問題なしでした。
大雨が降っても排水がちゃんと機能しているので、屋上がプールになることもありません。
でもそろそろ築15年を超えているので防水改修が必要な時期です。
ウッドデッキを敷いてしまったので一度剥がさないといけないですが、どういうタイミングで実施すべきか検討中です。
Q:掃除は大変?
A:ノーメンテ(小声)
屋根は一般的には掃除しないと思いますが、屋上はどうなの?と思っていました。
感覚としては、ベランダと一緒です。
- 平場
:デッキブラシでこする - 排水溝周り
:落ち葉などが詰まらないようにゴミを取り除く
でも実は、引っ越してから一回も掃除していません(!)
ウッドデッキを敷いたので、ホウキで掃いても意味ないよなーと思って特にメンテナンスしないで過ごしてきました。
野菜を植えたりするときは、下にシートを敷いて土が入り込まないように気をつけています。
一応たまに排水溝の周りは確認しつつ、特にゴミも見当たらないのでそのままで過ごしています。
でも、定期的にウッドデッキを剥がして掃除することをおすすめします。
屋上付きの家|良かったこと
続いて、良かったことです。
洗濯物を干しっぱなしでも気にならない!
リビングから屋上が見えないので、来客時でも気にせず屋上とペントハウスに洗濯物を干しておけます。
意外と一番の利点かもしれません。
「屋上を見たい!」と言われるのもはじめての訪問の時くらいなので、洗濯物に気を使わずにお客さんを呼ぶことができます。
コロナ禍の気分転換に大活躍
この家に住み始めてから、最初の緊急事態宣言がやってきました。
スーパー以外はほぼ外出禁止だったので、唯一の気分転換が屋上ランチでした。
周りに建物はあるものの、あまり目が合わない位置関係なので、屋上で昼寝したりしながら外出自粛期間を乗り切りました。
家庭菜園に蚊が来ない!
続いての利点は、虫がこないこと。
中古マンション時代も専用庭が付いていて家庭菜園を楽しんでいたのですが、とんでもない量の蚊がいました。
自転車をとめている短時間に一箇所は刺されていたので、土いじりのたびに痒くて大変でした。
でも、屋上菜園だと虫がこない!
ゼロではありませんが、蚊はほとんど見たことがありません。
虫嫌いでも家庭菜園を楽しみたい方には、屋上は向いていると思います。
不思議なことに、土があったらどこかから種子は飛んできたのか雑草は生えたりするので、数年経ったら虫も住み着くかもしれません。
屋上への階段がいい感じ
リビングでのアクセントになっている鉄骨階段。
屋上に上がる階段ですが、これが明かり取り兼フォーカルポイントになっていてお気に入りの階段です。
屋上があれば、そこまで上がる階段や梯子が必要なので、ついでにインテリア的にも楽しめる装置にできたら良いと思います。
我が家では階段に観葉植物を置いていて、放置気味なのに光が当たるのでそこそこ長生きしてくれています。
鉄骨なので磁石でメモを貼り付けられたり、ハンギングプランターを吊り下げられたり、多用途に使っています。
屋上付きの家|検討している方へ
最後に、これから屋上付きの家を検討されている方に向けてのアドバイスを書いてみます。
なぜ欲しいかを明確にする
屋上付きの家と聞くとなんだか素敵と思うかもしれませんが、日本に屋上付きの家が少ないのには理由があります。
- 斜線制限でそもそも屋上を作れない
- 普通の屋根より水漏れリスクがあるので施工会社が積極的ではない
- 屋根より高コスト など。
さらに実際に使ってみると、こんなとことも気になります。
- 暑い・寒い
- 眩しい
- 周りから見られる(立地による)
- 屋根がついてないのが不便 など。
なんとなく憧れで屋上を作ってしまうと活用されなくなるので、天体観測をしたい、屋上キャンプを楽しみたい、子どもの遊び場にしたい、週一バーベキューしたい、など、作る理由を明確にしないと使わなくなる可能性があります。
屋上を作るなら使いやすくしておく
やっぱり屋上が欲しい!となった場合は、以下の点をチェックします。
使いやすい位置に置く
屋上へ「わざわざ」アクセスしないといけない位置関係だと、屋上は使わなくなってしまいます。
なので、日常的に使う場所に階段を置いたり、毎日上がりたくなるような工夫をする必要があります。
我が家の場合は、洗濯物干しが隣にあるので一日一回は屋上を眺めています。
必要な設備は作っておく
屋上を作るならぜひおすすめしたい設備があります。
それは、こちら▼
- 水栓
:屋上菜園・プール・窓床掃除に - 日除け(オーニングなど)
:眩しさと、急な雨対策に - コンセント
:我が家はペントハウスに追加済 - 照明
:夜使いたいなら必須
特に水栓は、夏場の水やりで何往復もするのが大変なので、屋上にあったらいいなと何度も思いました。
日除けは後付けで設置しましたが、初めから壁に固定されていたら良かったと思っています。
どれもちょっとした設備ですが、屋上をうまく使い切るには必要だと思います。
それでも満足度は高い
否定的な目線で書いてみましたが、それでも狭小敷地であれば屋上を作るのはおすすめです。
三方向が家に囲まれていると道路側にベランダを作るしかなく、道路だと通行人の目線が心配という場合も、屋上なら人目を気にしないで洗濯物を干すことができます。
一番の良さは、周りの目を気にしないプライベート屋外空間が実現すること。
屋外リビングでくつろぐ生活はなかなか良いものです。
あとがき
以上、屋上付きの家の感想でした。
次の家でも屋上付きの家にするかどうかは、その時の敷地状況次第かなーと思います。
ただ、屋外のプライベート空間が欲しいのであれば、セットバックしたマンションでたまにある「リビングに隣接するルーフトップバルコニー」が最強かな、とも思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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